展望:国内女子サッカー2015シーズン(1) 移籍とスケジュール

今季は観戦記や大会予選の結果とともに外し・大外しを恐れずに展望の記事を書こうと思っているので、まずはなでしこリーグ1部(以下、L1)、同2部(以下、L2)、チャレンジリーグ(以下、L3)を中心に2015年シーズンの展望を3回に分けて書く。


まずは移籍のまとめ。数年、移籍のリストをまとめる作業をしてきたが、数字での集約はしてこなかったので今回初めて。出所は各クラブの公式発表で「女子サッカー2015移籍等リスト(オフシーズン)」を基にしている。(3月11日現在)
移籍選手数。

2015 →L1 →L2 →L3
L1 19 14 3
L2 10 3 12
L3 8 5 1

凡例:L1=2015なでしこリーグ1部 L2=2015なでしこリーグ2部(12チーム) L3=2015チャレンジリーグ(12チーム)

これだけではさっぱり傾向がつかめんな。前年度を見てみよう。
2014 →L1 →L2
L1 12 9
L2 19 16

凡例:L1=2014なでしこリーグ L2=2014チャレンジリーグ(16チーム)

チーム数が異なるから尚更ワケワカだな(爆)。2014年のL2→L1には常盤木、ac福島、日体大、静産大が含まれていて、卒業が退団(移籍)理由となるチームが多いとその卒業学年の選手数によっても左右されるわけで数値での比較は難しいのだろうな。またスタメンで出場していた選手とベンチスタート、ベンチ外、故障明けの選手を一くくりにもできないだろう。
感覚的には出場機会増を求める選手とチームとしての強化策がマッチしてL1→L2、L2→L3の移籍が増えたように思われる。もう一つの特徴は海外移籍が激減したこと。
と企画倒れだったが退団/加入についてはチームごとの記述で再び触れる。

次に2015年のスケジュールの確認。
L1:10チーム
  • 3/28に開幕して5/17まで「レギュラーシリーズ」半分の9節を消化してワールドカップ中断。
  • 7/12に再開して7/26まで3連休前の金曜→祝日の月曜を連戦させて4節消化して東アジアカップとAFCU-19選手権大会中断。
  • 9/5に再開して9/18・19→9/22・23の変則日程を組み入れながら9/27で「レギュラーシリーズ」全18節が終了。
  • 2015シーズンは「エキサイティングシリーズ」の上位リーグは1回戦総当たりに変更されているので10/10から11/8までの全5節となる。下位リーグは11/3を使って全6節を同じく11/8で終了。
L2:10チーム
  • 3/28に開幕して3回戦総当たりリーグ戦の全27節。6月2週目が空いているが8/2まで18節消化して中断。
  • 9/5に再開して11/3に全日程終了。
  • 日程は発表になっていないが、例年通りL1の9位とL2の2位でH&A方式の入替戦を実施。
  • 例年、都道府県選抜として出場する選手が多い国体(和歌山)は9/28月-10/1木でリーグ日程とは重ならないものの中断はなし。
L3:12チーム
  • 12チームをEASTとWESTに分けて、4/4回幕で3回戦総当たりリーグ戦の全15節。7月に中断して9/21に終了。
  • 各上位2チームによるプレーオフ(1回戦総当たりリーグ戦)で年間順位を決定。10/10から全3節で10/25に終了。前述の国体会期が考慮されている模様。
  • L2の9位とL3の2位でH&A方式の入替戦を実施。
  • L3各最下位の2チームは地域所属参入希望チームとの入替戦実施の可能性がある。
皇后杯は11/7から12/27まで。ユニバーシアード(韓国・光州)が7/2-7/12で大学在学中のクラブ所属選手は選出されない方針のようだが、L2とL3所属の大学チームからは選出される可能性がある。
現在最大の懸念はリオデジャネイロ五輪のアジア最終予選がどこに組まれるか、という点。日本は最終予選からの出場で、2次予選が9/22に終わるため今のところそれ以降としか分からない。代表の活動としては未詳ながら11/23-12/2に予定を入れている。

旧パス名:

新時々日記
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投稿者: にっき

全部浦和が悪い。全競馬場・競輪場踏破目指して時々旅打ち。競りは好きだが斜行は嫌い。京王閣で聞いた「後ろ見てねえで前踏め!」という野次の通り生きていく。基本は乗り鉄。関本玲花おじさん見習◇。雲ゆえの気まぐれ。ちゃんとして!今度泣かす。