2015/4/12:関東女子リーグ1部 ジェフ千葉U-18戦(レッズランド)

2015(平成27)年第21回関東女子サッカーリーグがこの日開幕。昨季同様2部制で各8チームの2回戦総当たりリーグ戦で行う。


1部は昨季2部優勝の横浜FCがチャレンジリーグへとステップアップしたため8位の自動降格は適用されず、その筑波大も入替戦を凌いで残留したため、全8チームの顔触れは変わらず大学・短大5チームとなでしこリーグ所属クラブユース3チームという構成である。
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レッズレディースユースの初戦はレッズランドでジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18戦。
レッズのスタメンは次の通り。この観戦記を書いている時点でクラブ公式ページは情報更新されていないが、関東女子リーグ公式とパンフレット(1,000円に値上げした)から総合すると、前高3の7名が卒業、前中3の8名が新天地へ、前中2の13名が昇格した模様。
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4-2-3-1は変わらず、昇格の新中3から2名が名を連ねた。キャプテンマークは長野が巻いた。
トップ同士の対戦でもジェフはスカウティングをしっかりとして臨んでくる印象があるが、この日は左SBの金勝の上がりが警戒されている様子で寄せが早い。
20分が経過した頃から試合が動き出す。両チームにGKとの1対1の局面ができるもゴールならず。25分に塩越とワタリの位置を代える様に監督から指示が飛ぶ。30分に右サイドを起点に中へと送ったボールを塩越がフリーで受けてからさらに左サイドへGKを誘い出すように数タッチしてからループシュートを決め先制。
その後もレッズのペース。37分に遠藤がエンドライン右サイドでDF2人交わしてクロスボールを送り中で合わせたがDFにクリアされる。レッズはトップチームが採る戦術の一つ・早いサイドチェンジの実行に加えて、中央サイドライン際でのSB、SH、ボランチによるパス交換による起点づくりを連続させると狙い通り中央が空き、やはり右サイドから中央を経由してスルーパスが出てGK前で塩越が押し込んでこの日2点目。前半は2-0で折り返す。
後半開始時、木崎→小嶋。2点差付けられているジェフは前からのプレスを強化。59分に右サイドにGKが出て蹴ったボールが浅くすぐ拾われてから蹴りこまれて失点。それは直接の理由ではないがすぐに遠藤→奥本、さらにワタリ→三木で金勝を左SHへ上げて両SBをリフレッシュ。この間と36分に小嶋の裏への抜け出しで得点機を作ったがDFのクリアと枠をわずかにそれた。点数は動かなかったが、レッズが押し返した状態で試合終了。
第21回 関東女子サッカーリーグ1部 前期リーグ第1節
2015年4月12日(日)12:00キックオフ・レッズランド
浦和レッズレディースユース 2-1(前半2-0) ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18
得点者:30分 44分 塩越柚歩、59分 失点
試合時間:90分
GK 鈴木
DF 遠藤(→60分 奥本)、長嶋、南、金勝
MF 木崎(→HT 小嶋)、今井、長野、ワタリ(→68分 三木)、塩越
FW 三浦(→90分 轡田)
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塩越は先月29日の横浜FCシーガルスとのTMでも落ち着いて捌いてからのループシュートを決めていて強いボールを蹴り込むだけではない新境地。トップチームのTMでも起用されて得点を重ねているように好調を維持したままシーズンに入れたが、積み上げたある種の自信がプレーの選択に幅を持たせているように見えた。このままユース最後のシーズンを押し切ってほしい。
レッズ今季の課題の一つに新井、村社、三浦と抜けたDFラインの安定化があるがこの試合のCBは南と長嶋で1失点の出だし。新中3のワタリと三浦は後半になって相手の圧力が緩くなってようやく前へ仕掛ける持ち味を出せるようになった。
このあと45分間で3本目的にTM。1-0だったか。終了間際左コーナーフラッグ付近で金勝に対して「りお、そのまま1分キープ」というムチャ振りが最大のハイライト。いつもとは反対側で終始見ていたが、ピッチの一部がうねっているのかイレギュラーバウンド。


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投稿者: にっき

全部浦和が悪い。全競馬場・競輪場踏破目指して時々旅打ち。競りは好きだが斜行は嫌い。京王閣で聞いた「後ろ見てねえで前踏め!」という野次の通り生きていく。基本は乗り鉄。関本玲花おじさん見習◇。雲ゆえの気まぐれ。ちゃんとして!今度泣かす。