2012/12/22:皇后杯準決勝 INAC神戸レオネッサ戦(ナクスタ)

出場チームなどはこちら「第34回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会出場チーム

準々決勝のJFAアカデミー福島戦は行かなかったが、3-0で快勝して帰ってきた。
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今回はここから、いわゆる立ち応援。天気予報どおり雨模様だったが、試合開始前には止んだ。ユースの選手たちもサンタ帽をかぶっての応援。

3回戦で負傷した吉良と前回負傷したと報道があった藤田が共にベンチ外。藤田に代わって猶本がスタメン。
前半7分、池田のキックがゴーベル・ヤネズに当たってしまい、一度は弾いたがあらためて決められるというとほほな失点。
それ以外は拮抗した闘い。ただ、シュートまでいくがどれも弱いもので得点の気配がない。
選手交代で流れを変える(言うほど簡単ではないが)のが不得意な今季、終了間際加藤千佳に代わって入ったばかりの安田にチャンスが訪れるが、ポストをかすめてそれてしまった。そして、中央突破にこだわってうまくいかない時の次善策のなさも。

第34回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会 準決勝 vsINAC神戸レオネッサ

<試合結果>
2012年12月22日(土)14:15・NACK5スタジアム大宮

 INAC神戸レオネッサ 1?0(前半1?0) 浦和レッズレディース

得点者:7分 ゴーベル ヤネズ(INAC)

<メンバー>

GK:池田

DF:土橋、矢野、堂園(81分齊藤)、坂本

MF:岸川、庭田、柴田、加藤(86分安田)、猶本(77分荒川)

FW:後藤

SUB:山郷、高畑

入場者数:3,069人

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これでレッズレディースの2012年シーズンは終わった。去年よりは少し長かったけれど、決勝へは進めず。
なお、村松浩監督の退任が発表になった。
あーあ。
2012年シーズンを通しての所感は
  • 退団者が西田明美(引退)、岩倉三恵(アトレティコ・マドリード)、田原のぞみ(V仙台)の3名、加入がリーグ最多の10名。4年制大学から成合瞳(FC高梁)、高畑志帆(早稲田大)、泊志穂(大阪体育大)の3名。高校卒業年代からは7名も、L1間の移籍が猶本光(福岡AN)、L2からは鈴木里奈(常盤木)、和田奈央子(ac福島)が首都圏の大学入学も作用しての入団。ユースからの昇格は加藤千佳と田尻有美ですでに出場経験があった。実質高卒新人は竹内希(北海道文教大明清高)と高井佑奈(福井工業大附属高)の2名。
  • GKは山郷でスタートし、後半から池田へ。
  • 不動の矢野と西田のCBの位置は高畑が終盤までスタメンを獲り、新人賞を受賞するほどの働きを見せた。皇后杯では2年目の坂本理保が起用されたが、リーグ戦期間はSB本職の土橋の方が上位の位置づけだったか。
  • 右はこれも不動の土橋だが左SBは今年も流動的。竹山でスタートしすぐ和田を試したが、堂園へ戻して骨折から復帰した時々齋藤あかね。
  • ボランチは庭田と猶本でスタートしたが、猶本から柳田へスイッチ。リーグ戦後半からはアンカー的な位置づけで岸川を据えるシステム変更。これは的中した、というより岸川以外代わりがいないポジションになった。
  • 攻撃的な位置は当初4-4-2の2トップを吉良・荒川・安田・後藤の4人をトレーニングマッチのAチームBチームで2人づつ使って全員好調という悩み。結局、吉良・荒川でスタートし、安田を左MFに据えて後藤を控えにした。ところが前のスペースへの飛び出しを得意とするタイプの安田の足下にボールがきて孤立する場面が目立ち、結果として調子を崩した。加藤がその後を担ったが、リーグカップからは後藤が起用され吉良と並ぶ10得点を挙げた。吉良といえば、後半戦からのシステム変更で右サイドに配されわりと苦しんだ感があるが、1トップの位置になってからは前線からの守備に奮闘したと思う。
  • U-20代表のキャプテンを務めた藤田は春先に故障し、さらにU-20W杯終了後と皇后杯でも故障した模様で、使い減りする悪いイメージが付いてしまったか。U-20W杯といえば柴田はクラブではおとなしい印象で動きに制約があったかのよう。
  • 制約といえば、ロングフィードとダイレクトのサイドチェンジをやめてつなぐ志向が2戦目のジェフ戦でスコアレスドローとなり「傾向と対策」が確立するも修正はなく伊賀と福岡ともドロー。
  • 後半戦ではシステム変更はあっても中央突破志向は変わらず、DFでのボール回しでロストするとか縦のスピードで競り負けるなど失点パターンを更新。CKからも弱かったね。で、土橋のオーバーラップからのクロスボールが一番安定した攻め方という結果も。
  • 交代で出てくる選手に流れを変える雰囲気がほとんどなく、強いていえばINAC戦の加藤のゴールくらいか。この点でも岩倉の抜けた穴は大きかった。
  • ワールドカップ優勝以降の盛り上がりに乗れなかった浦女がU-20ワールドカップ3位後は駒場に戻ったこともあってわりと観客に変化が。グッズも次々に発売されるやや驚きの展開。
  • 選手権の枠組みが変わって、高校とクラブを完全に分けて、クラブ側はU-22とした。といっても、なでしこリーグ加盟チームには出場権はなく、時期的に大学も選手権(インカレ)なので今後どうなるかは全くもって不明。中長期的に、U-22のクラブチーム数が増えれば別の展開なのだろう。18歳で「卒業」する必要が無くなったとすると、なでしこリーグが単に高齢化するだけなような気もするが。
旧パス名:

新時々日記
https://www.tokidokinikki.net
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投稿者: にっき

基本は乗り鉄。国内全競輪場踏破を目指して時々旅打ち。残り6場。全部浦和が悪い。競りは好きだが斜行は嫌い。京王閣で聞いた「後ろ見てねえで前踏め!」という野次の通り生きていく。雲ゆえの気まぐれ。ちゃんとして!今度泣かす。競馬場踏破はようやく達成。