2014/12/23:会長杯決勝 尚美学園大戦(駒場)

第7回埼玉県サッカー協会会長杯 (兼) 第36回埼玉県女子サッカー選手権大会。決勝、浦和レッドダイヤモンズレディースユース対尚美学園大学戦の観戦記。


準決勝・武蔵丘短大を6-0で破っての決勝進出。会場は浦和駒場スタジアム。会長杯決勝にしては暖かい陽気。直射日光がメインスタンドを照りつけて厚着系・体脂肪率高目系の人全員脱ぎ始める。
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レッズのスタメンは次の通り。
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前の試合で負傷交代した柳澤はベンチ外で高橋が先発。10:00キックオフ。午前中ということで鳴り物はなしだった模様。関カレでも思ったが尚美の歌のうまさとレパートリー数におっさんたちなす術なし。
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尚美は4人のDFラインがペナルティエリア幅でコンパクトに構えて中央突破を警戒。それを見てレッズとしては外から攻める手立てもあっただろうが、シュートまではいくが得点の匂いがしてこない。そのうちに尚美のDFラインが思い切って上げてきて中盤での狭いやり取りに引き込まれてしまう。高橋が飛び出すタイミングが少し早くてオフサイド判定が3回くらいあったか。前半は0-0での折り返し。
後半早々(47分)、右サイドを遠藤が持って駆け上がるとペナルティエリア手前で高橋が受けてさらに中央ドフリーの青木へ。落ち着いて止めてから蹴りこんで先制。
68分に前の試合でも見せた奥本を右SBに入れて玉突きでフォーメーションを変更させる交代策(青木Out)。76分に右SH遠藤に代えて山田投入。最後、木崎に代えて久しぶりの公式戦出場になる三浦がトップ下で入る。スコアはそれ以上動かず1-0での勝利。
第7回埼玉県サッカー協会会長杯 兼 第36回埼玉県女子サッカー選手権大会 決勝
2014年12月23日(火・祝)10:00キックオフ・浦和駒場スタジアム
浦和レッズレディースユース 1-0(前半0-0) 尚美学園大学
得点者:47分 青木知里
試合時間:90分
GK 鈴木
DF 遠藤(→75分 山田)、新井、南、金勝
MF 木崎(→90分 三浦)、今井、長野、塩越、高橋
FW 青木(→68分 奥本)
中1日のせいか全体的に重い印象。さらに朝早い時間帯でピッチが滑るようで仕掛けるタイプの塩越や金勝はやりにくそうにしていた。狭い局面をショートパスで打開する方法ばかりで、抜けてもゴールまで距離があるとシュートの精度が落ちて攻めていても得点できない悪癖に陥ったが、隙を突いて1点挙げて勝ち切れた。サイドチェンジは機能していただけにもっと決めたかったところ。再び無失点が続いているのは選手権に向けていい流れ。
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指示(制約)があるのかもしれないが、新井、南、長野あたりから蹴ってもいいのではないか。そこで競るのは主に青木知里ということになって、今季は大学やクラブチームのCB相手にはサイズ的に厳しいながらも「汚れ役」を黙々と受け入れている印象があったのだけれど、前を向いて受ければ強い弾道でシュートが打てる力はあるわけで、この試合はそれをしっかりと表現できた。
前の試合同様奥本くるみが右SBで途中から入って変化がついた。攻撃・守備面でのスピードを遠藤と比較されてしまうと分が悪いけれど、ビルドアップ時のパスの正確さと出し先の選択(意外性)は恐らく視野が広く取れているからであろう。
準決勝では気がつかなかったのだけれど尚美はDFラインとGKの守備陣は堅く、なでしこ経験者の池田浩美さんと大友麻衣子さんの指導下にあることを見れば納得できるが、課題は攻撃面の強化か。この後、28日に関東女子リーグの1部・2部入替戦に臨む。

時々日記
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2013年度以降の浦和レッズレディースユース 試合結果・観戦記一覧はこちら

投稿者: にっき

全部浦和が悪い。全競馬場・競輪場踏破目指して時々旅打ち。競りは好きだが斜行は嫌い。京王閣で聞いた「後ろ見てねえで前踏め!」という野次の通り生きていく。基本は乗り鉄。関本玲花おじさん見習◇。雲ゆえの気まぐれ。ちゃんとして!今度泣かす。