旅行記2020:北部九州乗りつぶし(準備編・初日)





北部九州乗りつぶし旅行記。

○準備編

  • 前回の「山陽乗りつぶし」でも少し触れたが、JR九州の乗り放題企画商品「みんなの九州きっぷ」は当初の発売期間7月から9月までが年内一杯へと延長されたので、11月に使う方向で検討していた。「みんなの九州きっぷ」には全九州版(10,000円)と三角線・豊肥本線以北で通用の北部九州版(5,000円)の2種類あり、いずれも土日祝日で連続する2日間有効なので、乗り残し線区の状況からまずは北部九州版でいくことにし、金曜に着地して土日を乗りつぶしに使う基本方針のもと福岡(空港)発着で行程を組んでいく。11/21から23は三連休で混むであろうという予測のもとその翌週にした。
  • 「みんなの九州きっぷ」の上記の他のルールは、九州新幹線と特急列⾞にも乗れて指定席は6回まで利用可能、北海道の時とは逆に3日前までに公式サイトでのみ予約・購入するのが条件、といったところ。なお、JR九州のシニア会員制度「ハロー!自由時間クラブ」会員は平日でも利用可能。
  • 今回も福岡泊パッケージ購入によるGo Toトラベルキャンペーン利用を目論んだが、LCCでの往復には金額面で敵わず、10月初めに往路を6,050円で取ると復路は日曜日夕方の1万円超表示に諦めて一日延ばして月曜日昼便を5,410円取って決着したのでいつものように宿泊での適用だけになった。
  • すでに翌々月、2021年1月にも福岡の乗りつぶしを行う予定が見えているので、それも加味して旅程はずっといじっていた。いろいろと迷うところだけれど、基本はJR乗りつぶしを優先していくつもりである。

○初日(2020/11/27金:→福岡)

久しぶりに飛行機に乗る。今年初めてで、成田からの国内線も初めての経験。

浦和6:16(JR京浜東北線)→6:18南浦和6:24(JR武蔵野線)→7:01東松戸7:04(京成成田スカイアクセス線/アクセス特急)→7:43成田空港

東京を通らないこのルートが結構好きなのである。東松戸での乗り換えを「せかせか」にしたところ浦和出発が一本後になったのだが、かなりギリギリで危なかった。JR561円+京成953円。

成田8:50(Peach/MM523)→11:10福岡

10/4の予約購入で手数料等込みで6,050円。ピーチは10月25日から1タミ南1階でのチェックインとのことで特に支障なく進んで待合室へ。覚悟の上の狭さだがほぼ寝ていたのであっさり到着。海側からのアプローチだったので貝塚駅が真下に見えた。早着はしたもののターミナルの端だったので駅まで10分以上は掛かったはず。

福岡空港11:15(福岡市営地下鉄1号線空港線/姪浜行)→11:20博多

1日乗車券(640円)を購入して乗る。

博多駅ではいろいろとタスクが山積み。

まずは自動券売機で明日からの「みんなの九州きっぷ」を発券。さらに気になる特急指定席を3枚発券する。前述のように指定席は6回まで使えるのだが「みんなの九州きっぷ」実物がないと指定すらできないため。今回は着替えなどの荷物は比較的軽いのだがコインロッカーへ預けて身軽になる。さらにみどりの窓口へ行き、JR九州のICカード「SUGOCA」の記名式を入手して、すかさずアプリで登録する。

旅行関係はこれで整ったので、地下の「博多1番街」へ降りて行き昼食。「食事処 ニュー因幡」で肉ゴボウ天うどんにかしわ飯にぎりを付ける。870円。

あとはおみやげや飲食店をぶらぶら眺めて時間をつぶしてから、新幹線ホームへ上がる。

今回はこの福岡未乗線区を中心に乗りつぶす。大ざっぱに言うと九州は幹線はほぼ乗っているのだがローカル線はほぼ未乗という状態である。

博多12:27(JR博多南線)→12:35博多南

九州に来たのにJR西日本の博多南線からスタート。日本一安く新幹線に乗れることで有名(有名か?)。券売機で「博多南 300」を押して出てきたのはこの2枚。乗車券200円に特急料金100円という内訳になっている。

車両はレールスターだが速度を目一杯上げずに淡々と8分走っておしまい。平日昼間だがそこそこ乗っていた。

博多南12:56(JR博多南線)→13:04博多

来た編成で引き返す。同じく300円。

博多13:12(福岡市営地下鉄1号線空港線)→中洲川端(同2号線箱崎線)→13:28貝塚

中洲川端駅の乗り換え構造はよくできている。1日乗車券使用。

2時間前に飛行機から見た貝塚駅には昔仕事で何度か来たことがあった。その頃は「西鉄宮地岳線」の表示を見てはミヤジダケオーは宮地岳王だよなあと思ったものだが通じる人はあまりいないだろうこの感慨。2007年4月1日に西鉄新宮・津屋崎間を廃止して「西鉄貝塚線」へと改称されたが、駅の構造は変わらず記憶の通りだった。なお、平行して走るJR九州の鹿児島本線上に新駅を設置する計画もある。

貝塚13:32(西鉄貝塚線)→13:56西鉄新宮

2両編成で淡々と走る。折り返しが2分だけで随分あわただしいなと思っていたが、別の編成が待ち構えていたのだった。270円。

西鉄新宮13:58(西鉄貝塚線/貝塚行)→14:04和白

和白で降りてJR九州の未乗区間乗りつぶしスタート。200円。

和白駅は事前に調べた際には跨線橋があるようだし何だか二つの会社の駅の関係と構造がよく分からなかったが西鉄貝塚線下り(貝塚方面)ホーム・駅舎からJR香椎線上り(西戸崎方面)ホームへは自転車置き場を突っ切れば良いだけだった。



和白14:14(JR香椎線)→14:28西戸崎

「DENCHA」は、DUAL ENERGY CHARGE TRAINの略で、デンチャと声に出してみるとかわいらしい響きがするはずだが、おっさんなのでしない。260円。

西戸崎14:39(JR香椎線)→14:59香椎

乗ってきた列車、いやDENCHAで折り返す。

香椎では改札の外へ。こうすると宇美まで通しで乗るより10円安くなる。280円。コンビニでおやつ買って食べた。

香椎15:17(JR香椎線)→15:43宇美

280円。宇美駅の駅舎はいい風情だと思ったのだがその前で男子高校生がダベっていて写真が撮れなかった。

宇美15:54(JR香椎線/香椎行)→16:15長者原

乗ってきた車両で長者原まで引き返す。この日は突き当たっては折り返し、別の線に乗っては折り返しの連続。

長者原16:25(JR篠栗線)→16:35篠栗16:39→(同前/快速直方行)16:54桂川

結局後の快速に乗るのだが、普通で篠栗まで進む。宇美→桂川で570円。

桂川16:57(JR篠栗線)→吉塚(JR鹿児島本線)→17:39博多

このあたりのルート作成は本当に迷ったが桂川で引き返す。夏場で日照時間が長ければまた違った動き方をしたかもしれない。570円。都区内パスのようなエリア内周遊のパスがなく、片道づつ課金させてもらいました。

博多17:46(福岡市営地下鉄1号線空港線/筑前前原行)→17:52天神

日は暮れたがここから市営地下鉄の3号線を目指す。

天神南18:06(福岡市営地下鉄3号線七隈線)→18:30橋本

天神南駅まではサインに従って地下街を歩いていけば自然に着くだろうし、途中のお店を見ていればあっという間だと想像していたが、やっぱり遠かった(爆)。

「木の葉モール橋本」内のサンリブへ行き、半額表示のお刺身などを買い込む。

橋本(福岡市営地下鉄3号線七隈線)→天神南

淡々と戻る。時刻失念。天神地下街でまたあの距離歩くのかとちょっとゲンナリしたので地上に上がってみると「天神一丁目」のバス停でしばらく待ってから博多駅行へ乗り込んだ。中洲の灯が見られたし満足。100円。

エスペリアホテル博多、2,438円(込、Go To キャンペーン適用【地域共通クーポン1,000円Back】、予約サイト経由)。トイレと浴室が別で洗面台が客室にあるという設計思想が新しい。

この日の乗りつぶし結果は赤色で表示。

2日目へ続く。

旅行記2020:北部九州乗りつぶし(2日目)


新時々日記
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旅打ちまとめ

投稿者: にっき

全部浦和が悪い。全競馬場・競輪場踏破目指して時々旅打ち。競りは好きだが斜行は嫌い。京王閣で聞いた「後ろ見てねえで前踏め!」という野次の通り生きていく。基本は乗り鉄。関本玲花おじさん見習◇。雲ゆえの気まぐれ。ちゃんとして!今度泣かす。